わからないことがわからない

教わる側にも教える側にも当てはまる言葉。
いろんな意見があるけど個人的意見のまとめ。
こういう意味・意図で使っているということと、なぜそうなるのか


わからないことがわからない(教わる側)
初心者によくあること。また、情報を整理することが苦手な人に起きやすい。
物事に対する理解度が低いため、分解して順序立てて分析することができない状態。
悪い結果が出てしまい、改善したいのに糸口がつかめず焦っていることもある。軽いパニック状態。

スタートとゴールが決まれば少し落ち着く。
わかっていることとわかっていないことを仕分けする。
パニック状態の怖さは、わかっていることもわかっていないように思いこんでしまうこと。
考えれば考えるほど悪化していく。

 

マズいと思ったらまずは気分を落ち着かせること。
席を離れて散歩しても良いし、軽くストレッチしても良いし。
とにかく画面から目を離して思考をリセットさせること。

自力でも他力でも良いので情報整理をして課題を見つける。
課題が見つかったら、一度目を閉じて目の周りをマッサージ(眼球に圧をかけないよう注意)。
一息ついたらゆっくり目を開いて作業再開。

 


わからないことがわからない(教える側)
教えている相手の反応から起きる。
噛み砕いて説明しているのに首をひねられる。
だんだん面倒になってきてイライラしてくる。
理解させることを諦め、作業の指示だけを出すようになる。
教えている相手もわからないことがわからない状態の場合、ほぼ詰み。

 

原因は大きく2つ。
1つは、無意識のうちに行っている手順を説明し忘れている場合。
四則計算を教えている時に()のルールを説明し忘れて(3+2)×4=20だよと説明したら「え?」って顔されるやつ。
この場合に「()って何?」と質問してもらえなかったら地獄行きです。
以降、何を説明しても「?」状態です。
もう1つは教える側のやり方を教えている場合。
自分はこう理解しているという内容を説明している場合、その内容が理解できない人には「?」が浮かぶ。
教える立場になってから日が浅い人はこれになっていないことを確認する。
(私のやり方が理解できない人はどうでもいいです。という考えの人は知らない)

 

物事の本質を伝えることと、通説・概要を説明すること。
できる限り個人レベルの意見を排除することで、教えている相手の事前知識に引っ掛かりやすくする。
それで反応が悪ければ事前知識を持っているか確認する。