【水族館巡り(番外編)】戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館

静岡県戸田港にある博物館です。
水族館ではないですが、深海魚や漁に関する博物館なので番外編ということで。

戸田港の歴史、漁をするための道具や船のパーツ、深海魚の標本を見ることができます。
入館料200円と安いので時間が空いた時にもおすすめ。

ココリコの田中さんが携わっているそうです。
館内にパネルがあったり、戸田港で水揚げされた深海魚の仕分け作業に参加していたり。
動物が好きな芸能人はいるけど深海魚に関わっているのを見たのは初めてな気がする。
さかなクンはノーカウントで。あの人は芸能人じゃなくて魚の人だから。


さて、本題の博物館です。
■戸田港の歴史
ロシアのプチャーチン関連資料が多いです。ヘダ号の模型とか。
最終的に元帥になる人が乗った船作って、しかも村の名前が船名になるってすごいよね。
和船と全然違った設計のものを作れと言われてよく作れたなと。設計図があったとしても見様見真似でよくもまあ。
実際のところ作業はどう進めていたのか気になる。ロシア側の技師が実はたくさんいて戸田村の技師は手伝い程度だったのか。それともメインの作業をしていたのか。

■漁の道具
竹で作った釣り竿とか船の装備とか。
動かしたり触ったりはできないですが使い方の説明が書いてあります。

■深海生物館
全て標本です。生きている生物はいません。番外編ですし。
小型の生物が多いのと、深海魚がほとんどです。
珍しいのはオロシザメです。オロシザメの研究内容を調べると戸田港の名前が出てくるくらい珍しいらしいです。
実際に見るとわかるのですが、どうしてこんな皮膚になっているのかと。
レーダーみたいな役割ではなさそうですし、かといって攻撃手段にもならなさそうですし。
素人発想だと噛み付かれたり飲み込まれたりし辛くなるのかなーと。
伊豆・三津シーワールド、沼津港深海水族館、淡島マリンパークでも捕獲されたことがあるらしいのですが、いまだに何を食べているのか分かっていないそうです。


研究施設ではないので今後大きく展示内容が変わることは無いと思います。
プチャーチンの使っていた家財などもあるので興味のある方は是非に。