FF14の予習文化ってなんでできたんだろう?
予習文化が生き残ってるということはそれを必要としている人がちゃんといるわけでして。それを否定する気は全くないです。
必要か不要かって話題は大量にあるけど、結論出ないで終わってるのできっと今後もそうなるだろうと思ってます。そもそも今回はそういう話ではないです。
個人的には初見ギミックで悲鳴あげるの好きなので予習しない派。ID限定だけどフェイスシステムは結構ありがたいです。とは言えわからなくなって攻略情報見てあーそういうことねって思ってギミッククリアすると「あー、これは自分の発想にはなかったわー」って見つけた人をすごいなーって思ってます。
ここから本題。
FF14はゲームの仕組み上、ギミックのクリア方法がある程度決まっています。
「頭割り」とか「塔踏み」とか「タンク強攻撃」とか。ひとつひとつのギミックに対して「やらなければならないこと」と「やってはならないこと」があるわけです。
自分が一緒に遊んでいる友人もよく言っているのですが、「そもそもRPGだから。アクションゲームじゃないから」ということです。
「ボスが戦闘開始から5ターン後に強力な攻撃をしてくるから防御バフかけよう」って思考はRPGやったことある人ならたぶん理解できるはず。
「いやその前に倒す!」みたいな人がいるかもしれないけど、それは仕様上それが可能だからその選択肢を選んでいるだけです。
つまりどっちも正しいクリア方法で、その人がどちらを選んだのかというだけの話です。FF14の場合はそこに「キャラクターを移動させる」「回復やバフの有効範囲」などが追加されるのでその練習が必要になる分難しいと感じる人もいると思います。ギミックのクリア方法が分かっててもちゃんと動かせなければ残念な結果になりますからね。
攻略情報を見てる人はその分コンテンツをクリアするまでの時間を短くできるので、「クリア後のストーリーを見たい」とか「クリア報酬が欲しい」って人はその方がありがたいと思います。攻略情報を見ていない人はそもそもコンテンツのクリア方法自体を考えるのが楽しいという人だと思うので、当然両者に差が出てくるわけです。
で、ここで発生する問題がたぶん一番大きいんじゃないかなーと。
両者がパーティを組んだ場合、攻略情報を
「見ていない人は楽しんでいるけど見ている人は楽しめてない」
ということです。
コンテンツファインダー(レイドファインダー含む)を利用する場合、どちらの立場だったとしても「自分とは違う楽しみ方をしている人がいる。指摘されたりクリアできなかったりという可能性がある」ということを理解していなければなりません。
2021年11月現在では、パーティ募集は予習済みがほとんどです。逆に考えれば、そこに入れない未予習はコンテンツファインダーに参加します。つまりそういうことです。
ここの住み分けは公式がするものではないのでもはやプレイヤー間の暗黙の了解です。
まぁ要するに
「楽しみ方が違うんだから意見の対立が起きて当たり前。でも相手のことを否定してはいけないよ」
という話です。
もちろん、攻略情報を見ている人と見ていない人が知り合いで、見ている人が「この人はこういう楽しみ方をする人だ。でもこの人と一緒に遊ぶの楽しいからそれでもいいよ」と合わせてくれる場合もあると思います。この場合はどちらも楽しめているから良しと思ってます。逆に普段は攻略情報を見ない人が合わせることも当然あるでしょうし。そのあたりはみなさんのコミュニケーション能力に任せます。
最後にちょっとだけ。蛇足。
手段は問わず、攻略情報を知ってしまうと知らなかった時には戻れないわけで。
「ストーリーを忘れてもう一度このゲームをやりたい」と同じ理屈です。
それは攻略情報を見てからコンテンツに挑戦する人に理解してもらいたいことです。
個人的に、蒼天編を進めている時にとあるシーンのネタバレを喰らってしばらくやる気出なかった。悲しかった。ヒカセンならわかるあの悲劇。ネタバレ喰らってたのにそれでも泣いたわよ。